忘れられない1日になったであろう7月23日。
MOODSTOCK at 銀座は開催されました。
13年振りに関東地方を襲った震度5の大地震。 交通
機関はマヒし、準備は大幅に遅れていました。 開催さえも危ぶまれましたが、心待ちにしてくれている人がいる、そう思いながら、
そして、オープン前に会場の外で並んでくれていたお客様の姿が、心の励みになった
のはいうまでもありません。
そして、20時10分。 MOODSTOCK銀座第二回目はオープンしました。
今回もまた、オープン間もなくして100席ほどのシートがほぼ埋まり、アロマの甘い
香りが漂う中、jazz、latinの選曲で寛ぎつつ、冷えたグラスシャンパーニュ、グラ
ススパークリングワイン等が皆様の喉を潤す。 |
そして今夜の1組目「高鈴」のライヴがスタートしました。
京都在住のアコースティックデュオ「高鈴」。 せつない歌を抜群の歌唱力で歌い上げ、高鈴の独特の世界観に、お客さんたちも完全
に入り込んでいる。 感情豊かなヴォーカル、そして柔らかいギターの音色。
名曲「リトルダンス」「二人で」そして新曲の「ドールズ」「街のあかり」等々を、
そしてアンコールではキャロルキングの「so far
away」をカバー。 何度聞いても鳥肌ものです。心に沁みる素晴らしいステージを魅せてくれました。
ライヴ後は余韻に浸りつつ、早くも今回のゲストDJ!Hi-Fat
DeeJaysの登場。 ゆるりと心地よい選曲で、お客様のアルコール摂取もいい感じに。
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そして2組目のライヴアクト「Sembello」の登場。
sax田中邦和、piano沖祐市、この二人から奏でられる、強烈なパッション。
インプロビゼーションの要素もありつつ、jazz的でもあると同時に、独特なpopさも
持ち合わせていて、オリジナリティ溢れる、楽曲の数々。
新曲に続いてご存知FPMが「city lights」としてカバーしクラブヒットしたセンベロ
の代表曲「Sembellogy」のイントロが演奏されると会場内は凄い盛り上がりに。
それからは「Elixir」「Anti-uptight」「鞍馬山」「MA-ON」などなど1st、2nd両ア
ルバムから名曲のオンパレード! ラスト曲「Sembellgy(reprise)」まで、ほんとあっという間のステージ。
大人の色気を漂わせながら、そんな雰囲気に酔いながら艶やかなステージを堪能させ
て頂きました。
ライヴ後は再び、Hi-Fat DeeJaysによる選曲で。
この頃は、フィンガーフードに手を伸ばす方がかなり見受けられた。
黒豚を野菜で巻いたものや、角煮をサンドしたものが、結構でていたようである。
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それにしても時間が経つのが早い。
もう今夜3組目のライヴアクト「saigenji」の出番に。
スタートと同時に勢い全快で、パワーみなぎる熱いステージ。
素晴らしいカバー「corrida de jangada」で幕を開け、とにかくスピード感溢れるラ
イヴ。「it's too late」やハービーハンコックの「処女航海」の名カバー等も聴か
せてくれました。
9月にリリース予定のアルバムからも数曲聴かせてくれて、アンコールでは、
「Golden Lady」「Close To You」の名カバーを。
一緒に歌う人、踊っている人、彼の歌声を、目で耳でそして心で感じている人々。
ライヴ終了後は拍手が止むことはありませんでした。
そして再びステージに立ったサイゲンジから「Sembelloの二人とセッションをやりま
す!」と。
会場内は拍手の嵐、そして歓声。
ステージ左から、グランドピアノ:沖祐市、sax:田中邦和、gt,vo:saigenji、per
:福和セイジと、凄い布陣に胸躍らせつつ、ついにセッションが始まった。
saigenjiのスキャットやケーナはもちろんパンデイロもあり、そしてピアノ、サック
ス、パーカッションの圧巻のソロ。
まさに真夏の夜のsuper sessionでした。
しかもアンコールにも応えてくれて、計2曲も、このスペシャルな編成での演奏を聴
くことが出来、3組の素晴らしいライヴに加えて、最後はスーパーセッション!割れ
んばかりの拍手が会場内を埋め尽くしました。 出演者もお客様もまさに完全燃焼した一夜でした。 |
その後は、Moodstock Dj'sによる選曲でリズムに身体を預ける人やお酒を酌み交わす
人、余韻に浸りながらシートで佇んでいる人等などそれぞれの楽しみ方を。
DSKによるVJの映像は今回はリゾートがテーマ。
アロマもリゾート風にまとめようと、 スタートから12時までは甘い香りの「マンダリン」を。
そして後半は前回好評だった「TAOASIS(タオアシス)」から「南太平洋(Bahia)を
チョイス。
マンダリン、南太平洋共に、南国を連想させる甘い香りでリゾート感を演出しまし
た。
Commuによる空間演出も今回も大ぶりな花でデコレーションされていて会場内をより
素敵な空間にデコレーションしてくれました。
今回は地震という予期せぬ天災のため、交通機関がマヒしてしまい、残念ながら来られなかった方々も多数いらっしゃったと思います。ここをご覧のみなさまが大事には
至ってはいないことを願いつつ、改めて天災の怖さを知りつつ、でも、そんな中、足を運んでくれた多くの皆様には感謝の気持ちでいっぱいです。
本当にありがとうございました。 皆様一人一人に直接感謝の気持ちを伝えたいそんな気持ちでいっぱいです。
そして、この日、この会場に足を運んでくれたみなさまのために最高のパフォーマン
スを披露してくれた3組のアーティストの方々に改めて敬意を表しつつ。
次回は8月6日。 年に一度の海での宴。 ステージの向こうには大海原。
海が似合う素敵な3組を是非ご堪能しにお越しいただければ幸いです。
皆様にとって、2005年夏の楽しい思い出の1つになりますように。 |
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